スタッフブログ

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2015.07.07更新

こんにちは。雨が続きますねぇrain

ヒトだと曇天や雨など気圧が下がると関節痛や頭痛がおきる方もいらっしゃいますが、

わんちゃん・ねこちゃんでは日々の診療でみている限り、天気と関節痛は関係していないような気がしています。

 

さて、土曜日にお休みをいただき、獣医がん学会に出席してきましたbookpencil2

がん学会2015.7

今回のメインテーマは「口腔内悪性黒色腫」でした

 

好発犬種はダックス、ゴールデンが圧倒的に多く、雌雄差は無いようです。

発生部位は歯肉、口唇、頬粘膜、口蓋、喉頭など口腔内がほとんどです。

口腔内の腫瘍と同側の首のリンパ節の腫れもみられることがあります。

発症年齢中央値は12歳。

診断は細胞診や病理で、血液検査では特異的な所見は無いようです。

 

予後因子は様々な報告があるようですが、今回のがん学会を総括すると、

・初診時のステージ(腫瘍がどこまで広がっているか)

・外科手術(拡大切除or局所減容積)

によって大きく異なるようです。

 

中央生存期間の参考値としては

・無治療で2ヶ月

・減容積手術で3〜7ヶ月

・拡大外科手術で9〜10ヶ月

・減容積手術+抗がん剤で12〜14ヶ月

と報告されています。

28年春には山口大学に放射線治療機も導入されるようですから、

切除できない部位は放射線も適応になります。

 

数年後にはこの腫瘍に対するワクチン(メラノーマDNAワクチン)が発売されそうですが、

それまでは、できるだけ早く病気を見つけ、早期に治療することにかかっています。

 

わんちゃんの歯ミガキできてますか?

歯を磨く時にぜひ口腔内をチェックして、腫れや赤み、黒い塊・赤い塊がないか

時々確認してあげてくださいね!

<副>

 

口腔内腫瘍、悪性黒色腫のことなら福岡市の室見動物病院まで

 

投稿者: 室見動物病院

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