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2016.03.25更新

こんにちは

病院の近所の桜もちらほら咲き始めましたflower2

 

先日、講習会に参加してきましたbookpencil2

画研2016.3

ほとんどが内科疾患になるのですが、この中から外科系のお話を一つmegaphone

 

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)という病気があります。

自ら自分の赤血球を攻撃して貧血を起こしてしまう病気なのですが、

以前はこの病気に脾臓摘出を行うと貧血が改善されると言われていました。

この仕組みが最近解明され論文に発表されました。

IMHAには血管外溶血と血管内溶血の2つがあります。

このうち血管外溶血は赤血球の膜にIgGが付き、この赤血球を脾臓のマクロファージが貪食することで起きます。

もう一つの血管内溶血は赤血球の膜にIgMが付き、凝集を起こし溶血します。

IMHAの犬22頭を解析した論文では、

IgGだけが付いてるタイプが5頭、IgMだけが付いているタイプが0頭、

IgGとIgMが両方付いてるタイプが12頭、Igが関与してないものが5頭という結果だったそうです。

この論文から考えると、5/22は脾臓摘出することで貧血が改善しますが、

17/22は脾臓摘出しても貧血は改善しないということになります。

当院でも感覚的に脾臓を摘出してもあまり改善しないので最近は実施していなかったですが、

論文データからも裏付けられた様です。

免疫介在性溶血性貧血は内科疾患として治療していきましょう

<副>

 

免疫介在性溶血性貧血、脾臓摘出のことなら福岡市の室見動物病院まで

投稿者: 室見動物病院

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